脂肪と筋肉の重さと見た目の違い

脂肪も筋肉も人の見た目や重さに大きく関わるものです。
けれども脂肪と筋肉は密度が異なるため、どちらが多いかによって見た目や重さに違いが現れます。

脂肪の密度は、0.9007g/cm3です。
水の密度は1g/cm3なので、水より密度が低いことになります。
一方筋肉の密度は、1.100g/cm3になります。
つまり脂肪と筋肉は、1cm3あたり約2g違うことになります。

そして密度の違いは、見た目の違いにも影響してきます。
脂肪と筋肉を同じ100gに合わせたとします。
すると脂肪の体積は約110cm3になります。
一方筋肉の体積は約91cm3。
脂肪と筋肉の体積比は1:0.8になります。
つまり脂肪と筋肉が同じ重さになった場合、脂肪の多い方がより太っているように見えるのです。

そして脂肪と筋肉による見た目と重さの違いは、性別による違いにも現れてきます。
男性と女性を比べると、体重は女性より男性の方が重い傾向があります。
一方見た目は女性の方が全体的に丸みを帯びており、男性は引き締まった体格をしています。
というのも、男性の場合身体全体に占める筋肉の割合が高い傾向にあります。

筋肉は密度が大きいため、重さはありますが体積は小さいです。
そのため身体全体は引き締まっている一方で、体重は重くなるのです。
一方女性は、身体全体に占める脂肪の割合が高い傾向にあります。
脂肪は密度が小さいため、重さは少ないですが体積は大きいです。
そのため身体全体が丸みを帯びた感じになるのです。

このように脂肪と筋肉は見た目と重さに深い関係があります。
けれどもここで重要なのが、見た目を気にしすぎないことです。
脂肪を減らし、筋肉量を増やせばそれだけ身体が引き締まったように見えます。
けれども脂肪は体温調節・ホルモン分泌・エネルギーの備蓄のために必要なものになります。
極端に減ると身体に悪影響を及ぼす恐れがあるため、自分の身体に必要な分は蓄えておく必要があります。

年齢などのスペックごとの適正体脂肪率とは

体脂肪は体温調節・ホルモン分泌・エネルギーの備蓄に必要なものです。
もし極端に少ないと、特に女性の場合ホルモンバランスが乱れ、無月経や骨粗鬆症につながる恐れがあります。
一方多すぎると、高血圧や糖尿病等、生活習慣病につながる恐れがあります。
そこで重要になるのが、自分の適正体脂肪率を知ることです。
どの程度体脂肪が必要なのかは、年齢や性別によって違うからです。

適正体脂肪率は、性別と年齢によって違います。
男性の場合、年齢によって大きく適正体脂肪率が変わることはありません。
6歳~14歳は7~24%、15・16歳は8~23%、17歳は9~22%、18歳~39歳は11~21%、4.0~59歳は12~22%、60歳以降は14~24%となります。
年齢を重ねるにつれて筋肉が落ち、脂肪の割合が増えるため、適正体脂肪率の数値も上がります。
けれども男性の場合、比較的体脂肪率は一定に保たれることが望ましい傾向にあります。

一方女性の場合は、年齢によって適正体脂肪率が徐々に増えます。
具体的には6歳は8~24%、7歳は9~24%、8歳は10~24%、9歳は10~27%、10歳は11~28%、11歳は13~30%、12歳は14~31%、13歳は15~33%、14歳は17~34%、15歳は18~35%、16歳は19~36%、17歳は20~36%、18歳~39歳は21~34%、40歳~59歳は22~35%、60歳以降は23~36%となります。
男性と比べると女性の場合、第二次成長期を迎えたころから必要となる脂肪の量が多くなります。
これは女性の場合、妊娠や女性ホルモンにも関わるからです。
女性の場合、極端に下回るとホルモンバランスが崩れる原因になるため、注意が必要です。